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2005/05/21

創業の精神

 当社は、私の5代目となります。創業者の河越実之助(私の曽祖父)も最近話題の「もったいない」の人でした。創業の逸話は後日にしますが、本日は、3、4日前の朝日新聞の「ことば力養成講座」の一節を引用します。
 

 ノーベル平和賞を受けたケニアの環境活動家、ワンガリ・マータイさんも注目した「もったいない」。環境問題を考えるキーワードとして見直されている。

 漢字で書くと「勿体無い」。大辞林などによると「勿体」は「物体」から転じ、元来「物の形」を意味する言葉だ。

 「勿体をつける」「勿体ぶる」と言うように、態度や様子に戒厳や重々しさがあることを指す。これに「無い」がつくと、重要、有益であるはずのものが生かされず惜しい、という意味になる。

 実は英語には、ぴったり対応する単語がない。近いのは「waste(無駄)」だが、例えば、まだはける靴だから「捨てるのはもったいない」と言いたい時に「It's a waste to throw away these shoes」と訳してもニュアンスは十分伝わらない。
 
 なぜなら「こんなにいただいてもったいない」「もったいないお言葉です」という言い方にもあるように、元々「貴重な(precious)」や「恐れ多い(gracious)」の意味を一語の中に併せ持っているから。尊く、ありがたいから無駄にしないように、という精神がこめられていると知る時、この言葉の「もったいなさ」に改めて気付かされる。

校閲部、加勢健一さんの文です。

 物を大事にする。少しでも長く使う。何回も使う。お米のとぎ汁で、お茶碗を洗い、大根の土を洗うといった水の使い方。

 今の消費の時代。合理化も時代。地球環境を痛め、後世に禍根を残す。そうした事で勝ち得た文明をどう終わらすか、そして次のどんな文明を生み出すのか?

 今のこの時代に生きている我々の大きな使命と感じています。

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